序章
札幌市営地下鉄・東西線。
その沿線のひと駅――白石区南郷。
仕事帰り、ふと降り立った吾輩は、控えめな表札のマンションに足を踏み入れた。
今回は、その地に隠れ棲むメンズエステを取材してまいった。
周囲の視線を気にしつつ、いざ目的のマンションへ。
ふむ……入口はここか。
しかし、住人たちの冷たい視線を感じる気がしてならぬ。
男爵たるもの堂々とすべきではあるが――どうにも挙動不審、キョロキョロと周囲を見渡してしまう。
「むぅ……怪しまれてはならぬ。これはあくまで取材、取材である!」
そう己に言い聞かせながら、吾輩は意を決してオートロックの扉を押し開けたのであった。

第一章:出迎え
扉を開けて現れたのは、スラリとした高身長の嬢。
顔立ちは“かわいい系”、しかし佇まいはモデルのごとし。
そして驚くべきは、その口調。
若きに似つかわしく、最初からタメ口混じりのフレンドリーさ――。
「こんばんはー、よろしくねー!」
その軽やかな響きに、私は思わず頬が緩んだ。

第二章:施術の幕開け
アロマ漂う施術ルーム。
照明は柔らかく、タオルの温度は絶妙。
背面から始まるタオルマッサージが体感で20分ほど続く。
そして終始フレンドリーな口調での会話。
恋人になった気分ではあるが、正直タオルマッサージの時間は退屈だ。
続くオイルトリートメントは、力強さと繊細さを兼ね備えていた。
店舗や嬢の服装自体に怪しさはあったが、ここで我輩の脳裏に嫌な予感が走る。
「あれ?まさか土建か!?」

第三章:声と指先
ほどなくして、我が尊き臀部に嬢の手が伸びてくるではないか!
ふむ……これは単なる施術か、それとも――男爵を試す一手なのか。
微動だにせぬまま、私は成り行きを見守った。
すると嬢、静かな声でひと言。
「……腰、あげられる?」
えっ!?
その直後、蛇の舌なめずりのごとき指使いにより、我が下半身は戦慄!
これはもはや施術を超えた、ひとつの芸術。
男爵は心中で喝采を送りつつ、静かにその妙技を受け止めたのであった。

第四章:ついに伸びる淫らな手
時間が半分以上経過した頃、嬢から静かな一言
「仰向けになろっか?」
我輩はついに敬語で 「はい・・」 と返事をしてしまう。
そこからの手技はもはや語る必要もあるまい。
我輩が暴発しそうな旨だけ伝えると、嬢は「うん・・」とだけ返事をした。
終章:回顧
白石区という住宅街に、これほど“存在感ある癒やし”が潜んでいようとは。
高身長+かわいい系、若さゆえのフレンドリーさ、そして絶妙なる技。
そのすべてが織り成す時間は、取材という建前を忘れさせるほどであった。
「次回は別コースも体験せねばなるまい」
そう心に決め、男爵は白石区の夜道を後にしたのである。
気になる殿方は、エステ魂さんより東区・白石エリア、Fから始まる店舗のR嬢を指名すべし!
※本記事は実体験をもとに一部演出を含んでおります。
登場する店舗名・人物名はすべて架空です。