我輩、世のメンズ諸君に語りたいことがあるのじゃ。
それは――「メンズエステ」という世界のこと。

メンズエステとは何か?

メンズエステとは、本来は男性を対象としたリラクゼーションサロンのことで、アロマオイルを用いたマッサージや、心身の疲れを癒やす施術を提供するお店の総称じゃ。
ゆったりとした空間で、日々の仕事や生活の疲れを取り除き、リフレッシュすることを目的としておる。

しかし、中には一般的なマッサージとは異なる“特殊なスタイル”を持つ店舗も存在するのじゃ。
そのあたりの詳細は、この後にじっくり語るとしよう…。

昔のメンズエステは・・

昔々、日本において「エステ」と言えば、女性が美容のために行く場所か、あるいは異国情緒ただようチャイナエステ(通称チャイエス)がほとんどであった。
正直なところ、メンズ向けのエステというものはあまり人気がなかったのじゃ。

なぜか?
それは、日本人男性にとっての“癒やし”といえば、いわゆる風俗店が主流だったからじゃ。
エステと聞けば、リラクゼーションよりも“美容”や“女性向け”のイメージが強かったのじゃな。

しかし――時は巡り、コロナ禍が世の中を変えた。
濃厚接触を避けねばならぬという事情から、従来型の風俗業は大打撃を受けたのじゃ。
そんな中、運営側が新たな業態を模索した結果、「メンズエステ」という形が急速に広まり始めたのである。

メンズエステとはどんな店か?

さて、メンズエステと一口に言っても、その世界には大きく分けて二つの流派が存在するのじゃ。

ひとつ目は「健全店」
これは、オイルマッサージやアロマトリートメントを中心に、身体の疲れを癒やすことに特化したお店じゃ。
密着の施術がある場合もあるが、衣装は落ち着いたもので、あくまでリラクゼーションの範囲に収まっておる。
「今日は純粋に疲れを取りたい…」という殿方には、この健全店が向いておるのじゃ。

そして、もうひとつは…
世間では伏せて語られることの多い「NK有店」。
こちらは、表向きはあくまでマッサージ店じゃが――施術の途中で、うっかりと“とあるシンボル”に手が触れてしまう、などという出来事が起こり得る世界じゃな。
さらに特徴として、衣装がやや際どくなる傾向があり、施術時間も「100分」や「130分」といった、なぜか中途半端な設定が多いのじゃ。
初めての者には見分けがつきにくいが…メンズエステに通う回数が増えてくると、不思議とその空気感で察せるようになるものじゃ。

かくいう我輩が最初に足を踏み入れたのは、健全店。しかも結構なお値段じゃった。
たまにこうして高額な料金で釣ってくる店舗もあるゆえ、諸君も油断召されるな!(基本的に健全店は安いのじゃ)

この二つ、どちらが良い悪いということはない。
求める癒やしの形によって、選ぶ道が変わるだけなのじゃ。

今や、メンズエステは単なる“隠れた存在”ではない。
全国に専門店が増え、店舗ごとに独自のサービスや雰囲気を競い合う、まさに戦国時代であるぞ。
これから先、この業界はさらに面白くなるに違いないのじゃ。

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